備忘録:スパムメール対策 Captcha

自社のホームページをWordPressで運用していますが、お問合せメールを送れるようにするため、Contact Form 7というプラグインを入れています。このContact Form 7は非常に簡単便利、しかも機能も豊富です。その昔、CGIでフォームを作っていた時の煩わしさを考えればそれは天国のようです。

しかし、世の中何事もすんなりとは行かないもので、このContact Form 7を使ってスパムメールを送ってくる奴らがいるんです。そいつらはすべてロボットで、ウェブ上でフォームメールを見つけ出すと自動的にメールを送り付けてきます。メールのタイトルが英語だとフィルタリングで速攻ゴミ箱へ送れるのですが、最近は日本語タイトルものも少なくなく、フィルタリング網を突破してくるのです。しかも送り付けてくるメールの数が尋常じゃない。ほっとくとあっという間に数千、数万にもなってしまいます。

そうした問題を解決してくれるのがCAPTCHAという人間かロボットかを判別する仕組みです。下のような歪んだ英数の文字列が表示され、その表示と同じテキストを入力した場合のみ、フォームを送ることができます。

この仕組みをContact Form 7に追加してくれるプラグインが「Really Simple CAPTCHA」です。使い方は非常にシンプルで、プラグインをインストールして、コンタクトフォームにCAPTCHAのタグを2つコピペで挿入するだけ。するとランダムに4文字の英数(画像)が現れるようになるので、それと同じ文字を入力した時だけフォームを送信するようになり、もうロボットが勝手にフォームメールを送ることがしにくくなります。

captcha sample

ただ最近のロボットはOCR機能を搭載していて、表示された英数字をたちどころに読み取ってスパムメールを送りつけてきます。まさにイタチごっこ。無料のプラグインとは言え、4文字でしかもあまり歪みのない画像なので気休め程度かも知れませんが、ないよりはマシではないでしょうか。

またCaptchaがコンバージョンに影響を及ぼすという調査結果もあります。Captchaを導入すると送信エラーが発生して、入力を諦めるユーザが出てくるので、コンバージョン率が3~4%下がるというのです。問い合わせをゴールに設定している場合は導入するかどうかよく考えるべきかもしれません。

デザインに込められた想い 〜本物だからこそ伝わる心

表面の感触までこだわっている

今日のNIKKEIプラス1、何でもランキングは「手土産にしたいクッキー」だった。その中で1位に紹介されていた商品は、確かにクッキーは美味しそうだが、何か足りない気がする。きれいにデザインされた缶の中に並べられたクッキーは、どうも詰め方がありきたりで「特別」な感じがしないのだ。それに比べると2位3位はきっちりと並べられていて見た目が美しい。ひょっとする一位も実物は見た目も素晴らしいのだが、写真の撮り方がイマイチなせいでありきたりに見えているのかもしれない。

それはともかく、そんな風に考えるようになったのは、京都下鴨の宝泉堂まつばぼうろ「千代木」をおみやげに頂いてからだ。

宝泉堂まつばぼうろ「千代木」

表面の感触までこだわっている

緩衝材のサイズ、商品のサイズもぴったり

これは非常に美しい作りのパッケージだった。まずは包装紙の包み方が美しい。サイドのシールの貼り方も丁寧で雑な感じがまったくない。その上、その下にある缶は和風に程よくデザインされており、全体にツルとしたものではなく、持ったときの感触までこだわっている。さらに缶を開けてみると商品説明のリーフレットの下には緩衝材に包まれシールで止められた商品があり、驚いたことに緩衝材にはよく見かけるような遊びが全くなく、ピッタリのサイズで缶に収められているのだ。さらにさらに緩衝材の下にある、まつばぼうろは、半透明の袋に入り指一本入る隙間もなくピッタリと収められている。袋の内部のまつばぼうろは2個づつしっかり帯封されていて、ぼうろを引いてもピクリとも動かない。何という精緻な作りだろう。これを頂いたときは本当にうれしかった。これぞ本物の土産物だと唸った。「千代木」を作った人の心、それを選んだ送り主の心がひしひしと伝わった気がした。

そして、かつてこの「千代木」と同じような感覚を抱いたことを思い出した。Appleの製品を購入した時だ。たとえばiPhoneのパッケージは「千代木」のように精緻で、立体断裁された透明ビニールに包まれたiPhoneを取り上げると、何か特別なものを手にした感触すらある。またケーブルの形状ひとつにも気を使い、美しくパッケージ内に収められている。当時は画面を綺麗にするクロスまで入っていて、製品に愛着を持って欲しいという作り手の気持ちが十分に伝わってきたものだった。

翻って日本メーカーのパソコンやスマートフォンはどうだろう?環境に配慮しているのせいなのか、プロダクトデザイナーが悲しく思うくらい、安っぽいダンボールやいい加減なビニールに詰め込まれ、不必要なくらい分厚く不恰好で役に立たないマニュアルとともに出荷されている。これで何がものづくり大国なのか聞いて呆れる。しかも経営層自身が日本人にオリジナリティはないと考えている。こうしたメーカーの製品が後発の海外メーカーに市場を奪われ、売れなくなっている現状はむしろ当然の帰結といえよう。後発メーカーのモノマネは止めて、もう一度オリジナリティ溢れる日本の伝統に立ち返って自分自身を見つめなおして欲しいところだ。

垂直統合の結果、覇者となるのは?

IT各社の対応状況

IT各社の対応状況

最近の米国巨大IT企業の動向を見てみると、垂直統合したITプラットフォームづくりに向けて動き出しているのは明らかだ。どの企業も自前のデバイスを用意し、自前のインフラを整備して市場で有利な戦いを進めようと着々と準備している。

※表の◎や◯、△は当該企業(他者との比較ではなく)の中での進捗を表す

各企業それぞれに独自の強みを持っているが、現時点であらゆる項目を網羅しているのはGoogleだ。GoogleはNexusブランドを立ちあげて本格的にデバイスの販売に乗り出したことで垂直統合はかなり加速しそうだ。ただGoogle+によるSNSへの進出はFacebookの好調さに比べると難航しているに見えるし、買収したAndroid OSもアプリの開発環境ユーザエクスペリエンスなどiOSに遅れているところが多く、いずれOSがネックになるのではないかと考えられる。

一方デバイスでリードするAppleだが、検索やソーシャルメディアへは進出していない。検索やソーシャルメディアは大きな広告収入を得られる分野だが、すべてのピースを集める必要はないと考えているフシがある。AppleにはiAdというアプリケーション内に広告を表示するプラットフォームがあるが、どうやら絶不調とのうわさで、立て直しに時間がかかりそうな気配。ならば「君子危うきには近寄らず」という事かもしれない。潤沢な資金があるので買収でピースを埋める可能性もなくはないので、注意が必要だ。

Microsoftは、PCからゲーム機、OSやアプリ、サーバやインフラまで幅広いが、現状イマイチな雰囲気が漂う。何にでも手を出しているがどれも大きく成功していない。やはりOSを含めたデバイスの魅力に乏しいことがすべてだ。新しいソーシャル・ネットワーク「So.Cl」はWindows liveBingとも連携していて、メディアとして化ける可能性を秘めてはいるが、トップが総取りする世界ということを考えあわせれば、Facebookに勝利するまでに成長するか疑問だ。

SNSで他を圧倒するFacebookだが、再びスマートフォン開発に乗り出したのではないかという噂があるので一応デバイスは△とした。またインフラの部分では9億人と言われるユーザを支える以上の余裕はなさそうなので◯にし、検索サービスはYahooとの連携が進展しているようなのでこれも△とした。表を見るとまだまだ空いている部分目立つが、桁外れに多くのユーザを抱えるSNSを運営しているというだけで事業展開、マネタイズの面で非常に大きなアドバンテージがある。

最後にAmazonは電子書籍端末Kindleこそあるものの、巨大ショッピングサイトの運営が主で、ここをはたしてIT企業と呼べるのかという向きもあるだろう。しかしインターネット上に飛び交う多くがショッピングの情報であることを考えれば、数多くの顧客を抱えるAmazonの存在は見逃せない。カカクコムばりにSNSを持つか、連携すれば大化けするのは必至。しかもAmazonには世界一強力で低価格の仮想サーバAmazon EC2があることもアドバンテージとなりうる。ダークホース的存在といったところだろう。

さてこのプラットフォーム争いに参加するようなその他の企業はないのだろうか。たとえばモバイルデバイスを数多く生産するサムソンや、NTT docomo、あるいはパナソニックソニーといった企業にそのチャンスはあるのだろうか。結論から言えばそれはない。まずは参加する意思がない。いずれの企業も、ものづくりのみを意識していて、どこのプラットフォームに参加するのかということ以外は考えていないように見受ける。それではパソコンと同様に低価格化して採算が取れず、IBMのパソコンがLenovoになったように、いずれ事業を売却するか撤退するかの選択となることは明らかだ。大きさが違いすぎるといえばそれまでだが、もっと果敢にチャレンジする企業があってもよいのではないだろうか。

【追記】
ザッカーバーグ氏は「Facebookが携帯電話を作ってもあまり意味がない」「われわれがAppleをサポートし、同社と緊密に協力し合っている理由はまさにそこにある」と語った。CNET(2012年7月27日)

NTTドコモは2013年中に新OS Tizen  OS(タイゼン)搭載のスマートフォンを販売すると発表した。(2013年1月)

スマホ用新OS(第3のOS)にはサムソン、インテルが開発を進めるTizenのほか、KDDIが導入を進めるMozilla開発のFirefox OSがある。

Apple、Google、Facebook、Amazon、4社の買収戦略や財務状況、組織論をインフォグラフィックとしてまとめた書籍が販売されるそうです。マイクロソフトがないのが寂しいですが、それも時代の流れでしょうか。(2015年6月)

マイクロソフトは、現行のスマートフォンの製造販売を見直し、実質的に打ち切る模様です。今後はスマートフォンを後追いするのではなく、新たなモバイル端末の開発(ウェアラブルデバイス?)を行うそうです。(2015年7月)

AdWordsを使いこなすためにまずやること

「AdWordsでリスティング広告を始めたいのだが操作方法が難しそうで…」とおっしゃる方がいます。たしかにサクッと簡単に全部覚えられるようなものではないですが、ステップバイステップで地道に進めていけば徐々に分かるようになります。

そのあたりはGoogleさんも心得ていて、初心者向けに無料のサポートもしてくれます。(1)初期設定サポート(2)キーワード設定(3)広告制作を無料で行なってくれます。当初はこれでしばらく何もせず様子を見ていると、次にやるべきアクションのためのデータが取得されます。いきなりアレコレいじってしまうよりもしばらく放っておくほうがかえって近道と言えましょう。

その間にユーザはGoogleさんが提供するドキュメントや動画、オンラインセミナーをしっかり見ておきましょう。Google Appsなどもそうですが、AdWordsは日々進化しているので、書籍を精読するより動画を見て概略を理解し、あとは次々にアップされるドキュメントに目を通すよう心がけたほうが早く理解できるでしょう。

5 分でわかる Google AdWords アドワーズ広告

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日本語版公式ブログInside AdWords

EC Cube備忘録 その1

イプシロン決済モジュールの接続、動作

(1)接続エラーが発生
イプシロン 登録完了通知書(法人契約)に記載されていた、< オーダー情報送信先CGI( 本番環境用) >などを入力して
イプシロン決済モジュールの設定を行ったところ「このCGIを実行する権限がありません」 というエラーが発生しました。

サーバ環境:ロリポップのチカッパプラン、EC Cube(2.11.1)を運用、サブドメインに設定

原因:管理画面上のオーダー情報発信元ホスト情報に誤りがある→「決済システムの接続設定」内の「オーダー情報発信元ホスト情報」に
登録されているホスト名が、実際のオーダー情報発信元サーバーのIPアドレスから逆引き可能なホスト名と異なるため、エラーになっている。

イプシロンサポートより

以下の点について、ご確認をお願いいたします。
・ご利用サーバが固定IPアドレスかどうか
・共用サーバをご利用の場合、サーバの大元のIPアドレスを登録されているか

また、情報確認URL:< オーダー情報確認CGI( 本番環境用) >は、EC-CUBEをご利用の場合、<オーダー情報確認CGI2( 本番環境用) >となります。
※パスワード不要/発信元IP制限有

対応:ロリポップユーザ専用ページにログイン、アカウント情報を確認→サーバーIPを確認して記録→
イプシロンの管理画面へログインして、オーダー情報発信元ホスト情報に記入する
< オーダー情報確認CGI( 本番環境用) >として<オーダー情報確認CGI2( 本番環境用) >を記入する

(2)クレジットカードの支払方法が表示されない
支払方法設定にある既存のデータを削除して、新規で支払方法を登録。
イプシロン決済モジュールをアクティブにしたが、商品を購入して確認画面へ行くと新規登録した決済方法が表示されない。

対応:EC cube 基本情報管理>配送方法設定で、その「支払方法」を割り当てる

HTMLのメルマガは効果が高い!でも読ませる構成が重要

もうメルマガなんて配信してもだれも読まないんじゃない?直接ゴミ箱行きじゃないの?」
とネガティブな印象を持つお客様もいらっしゃいますが、案外そうでもないんです。
もちろん全く興味のないものはスルーされてしまいますが、購入経験者やユーザへ配信しているメルマガの開封率を見てみると、それなりに読まれていることが分かります。メルマガはプッシュ型のメディアとしてまだまだ侮れない存在なのですね。

かく言うわたしも以前はメルマガなんて読んでいないと思っていましたが、よくよく自分の日常行動を振り返ってみると全く読んでいないわけではないんです。メーラーを使用するときは、メルマガはそれ用のフォルダに仕分けるか、迷惑メールにするかに設定していますが、最近はgmailを使用することが多いので、一覧でタイトルだけ見ることが増えました。(そういえばメルマガのタイトルは良く考えられていますね)このブログのようにごちゃごちゃ書いてあるものはスルーしますが(笑)、気分次第で見出しぐらいは読んでみようかなと。とりわけHTMLのメルマガは簡単に内容を把握できるものが多いので、内容はよく覚えいています。実際、開封率はテキストメールよりHTMLメールのほうが高いと言われています。昔のようにメールボックスが小さく、メーラーの表示に時間がかかるなど、HTMLメールは迷惑というユーザ環境ではなくなってきているんですね。

ただHTMLであればいいというわけでもなさそうです。たとえばアップルから来るメールは、キャッチコピー、簡単なリード文、そして印象的な写真が配置されているので内容が分かりやすくなっています。またユニクロからメールもちょうど電車の吊り広告のようなスタイルになっていて、いま何を売ろうとしているのか一瞬でわかるように構成されています。やはり広告と同じように極めて計算されたデザイン・レイアウトを施さないと忙しいユーザにはなかなか読んでもらえないのでしょう。やはりデザインを含めてコンテンツをしっかり作り込むことが求められるのですね。

さて、あらためて注目されているHTMLメールですが、実はテーブルレイアウトというちょっと古めかしいやり方で制作しています。これは受け取るメーラー側のHTML表示がブラウザ以上に千差万別で、現在主流のCSSを使ったWeb標準技術でつくるとレイアウトが崩れてしまうことが多いためです。せっかく効果を考えてデザイン・レイアウトをしているのに崩れては元も子もありません。ところがWeb制作を教えている学校などでは、CSS+XHTMLは教えていてもテーブルレイアウトはやっていない可能性があるようです。つい最近も若いウェブデザイナーに「テーブルレイアウトで作って」と依頼したところ、明らかに嫌がられました。「でもPSDでデザインして、Fireworksで切り出せばすぐでしょ?」なんて言っても「は?」みたいな感じでした。テーブルレイアウトはテーブルレイアウトなりの癖というかトラブル、知らないと困るTIPSがあるので、制作経験がある程度ないと難しいのかもしれません。

Web制作の世界は、ベテランよりも若い人達のほうがどんどん進んだ技術をキャッチアップして活躍する下克上的なところですが、たまにはこういうこともあるんですね。

今年は北海道産のお米が美味しい!とか

北海道産ななつぼし

2010年産米は北海道のものがいいよ」とお米屋さんが話していました。というのも本州は全般的に猛暑のせいで、味が落ちるというのです。また新潟で食品関連会社を経営している社長は「今年の米は全然ダメだ」と語っていました。そこでネット検索してみると、作況指数とは別に猛暑の影響に関するニュースがヒットしました。とりわけ新潟のお米は深刻で「背白粒と基部未熟粒によるものが多い」そうです。地域農政局別の一等米比率を見てみるとたしかに北陸は44.2%と低く、反対に北海道は90.4%ともっとも高くなっています。

そもそも一等米とは、それ以下のお米と比べて粒が揃っていること(整粒)、被害米・着色米が少ないことなど、目視による検査の結果導き出されるもので、直接味を比べているわけではありません。したがって等級は食味値には関係ない。また農協などのお米をブレンドして等級を調整するので等級を比べることは無意味という意見がある一方、産地による味の違い以上に一等・二等・三等・規格外・中米・クズ米という等級が重要という意見もあります。本当はどちらなのでしょう。

これまで北海道の「きらら」や「ななつぼし」というと、魚沼産など超一流ブランドはもちろん、秋田県産や山形県産よりもランクが落ちるイメージがあり、実際スーパーなどでの値段も一番手に入れやすい価格になっていました。おなじ一等米でも市場の評価は異なっていたのです。ところが今年は新潟県産のお米でも等級表示が「二等級以上」と書かれているものが増え、北海道産の「一等級米」と比較して味がどうなのか気になるところです。

そこで普段高級なお米とは縁のない私の感想ではあまり説得力がありませんが、とりあえず北海道産の「ななつぼし」を購入して食べてみました。価格は5kgで1,380円とかなり安いです。

北海道産ななつぼし

個人的な感想ですが、平成22年産の新潟県産コシヒカリと比べるとややモッチリしていています。食べた感じ悪くはないのですが、ただ味が若干薄いような気がします。これは炊き方の問題でしょうか。いずれにしても思っていた以上に美味しく、値段を考えたらお得な感じがします。

そんなド素人の感想はともかく、気になるのは「今年は北海道産の米がいいらしい」という情報があまり流れていないという事実です。もし自分ならこの機に乗じて一等級米比率の高さを武器に売り込みをかけるでしょう。そして「きらら」「ななつぼし」の美味しい炊き方を告知したいところです。でも全農さんはそんなことをするつもりはまったくないのでしょう。残念です。

クーポン共同購入サイトのセールストーク

クーポン共同購入サイトの営業が、うちの顧客に激しく売り込みをかけてくるそうです。
比較サイトをみてみるとすごくたくさんあるようです。

まあ、グルーポンさんが上陸してくるわ、大手は参入してくるわで、なんだかとても賑やかですが、クーポンの価格を見て疑問に思うことがあります。それは、こうしたクーポン共同購入サイトの割引率がいずれも50%以上というところです。こんなに割引して大丈夫なんでしょうか?そもそも5割引以上することにどんな意味があるのでしょうか?

クーポン共同購入サイトの営業の方のお話はこうです。
「開店して、お客が誰も来ないよりは、とにかく来てもらったほうがいいはず。だったら原価ギリギリにまで安くして、薄利でも売上を上げませんか」

日持ちしないナマモノを出しているお店の場合、ゴミとして捨てるくらいなら、捨て値で売ったほうがいいのでしょうけど、いまはどこも冷凍が当たり前。必要な分なだけ解凍するので、いつ来るか分からないお客さん相手に安くしなければならない理由が分かりません。そもそも「固定費もかかっているので何でもいから売上を」みたいなその場しのぎの戦略なら先は見えています。ある程度先を見通した上で利用を考えるべきです。

「いわば宣伝費とお考えください。クーポンを利用して味を覚えてもらい、リピーターとして来店してもらえるようになればいいのです」

仮にクーポンで来てもらったとして、次2倍以上のお金を払うでしょうか?お客様から2倍の金額をいただくことがどれほど難しいことか。たとえばラーメンの原価は120〜170円くらいだそうですが、そもそもそこうした利益率が高くファーストフード感覚のもののはまだいいんです。ところが3,000円とか5.000円のメニューとなると話が別です。こんなことをしていればいずれクーポンの金額が常態化し、経営が立ち行かなくなることは明白です。結局いい思いをするのはクーポン共同購入サイトだけという気がしてきます。

そこでクーポン共同購入サイトを改めて見てみて「おや?」と気付きました。たしかに中には激安のメニューもありますが、多くは割引後の価格がそれほど安く感じないのです。そこでクーポン共同購入サイトの営業に、もともとはじめの価格を高く設定したメニューを作って、それをクーポンで販売しているんじゃないかと尋ねてみました。

「それはありません。新しくメニューをつくるのではなく、通常メニューの50%以上の割引でないと受け付けません」

なるほど、しかし「通常メニュー」の定義が曖昧です。それはお店のメニューにあればよかったり、 飲食店情報サイトにメニューが掲載してあればいいようです。それなら注文されないことを承知でわざわざ高額なメニューを作り、それを50%以上割引けば成立するのではないでしょうか。もちろん、クーポン共同購入サイトに参加されているお店が、みんなそういうことをやっていると言うつもりはないですが、やろうと思えばできることは確かです。

家電とか価格が分かりやすいものは別としてが、食品関連は素人にはほとんど分かりません。何が安くて何が高いのか、派手な割引率ではなく、支払う金額が相場からみて本当にお得なのか。これを見分けるのはかなり難しい。というわけで君子危うきには近寄らず。自分としてはいまクーポン共同購入サイトを利用するつもりはないですね。

変わる組織と個人の力関係

尖閣諸島における中国漁船衝映像が流出した問題で民主党政権は揺れていますが、そろそろ今年もあと少しになってきましたので個人的に気になったことなどをまとめてみたいと思います。

今年あったことでもっとも印象的だったのが、組織と個人の力関係が変わりつつあることです。これまでもみんなうすうすと感じていたことなのですが、今年ぐらいそれがハッキリと形になって現れたことはありませんでした。

ITのコンシューマ化の進展によって、職場で使うITシステムがどんどん時代遅れとなっています。コンシューマを対象とする新しい技術やサービスは目覚しいスピードで進化し、とりわけソーシャルメディアを勢いづかせました。ソーシャルメディアを利用するデバイスが、デスクトップPCからスマートフォンなどのモバイル機器に移ったことで、Twitterやブログ、YouTube、Ustreamなどへの投稿といった情報発信がますますスピーディで容易になり、加えてEvernoteやDropBoxなどパーソナルクラウド的なサービスによって個人が装備できるツールも登場し、コンシューマはどんどんパワフルになってきました。そして今度は組織が、そうしたパワーを業務に取り入れようとしています。

ただそのとき問題になのがガバナンスです。法令遵守はもちろん、企業としてあるいは個人としてのリテラシーを高めるとともに、どうガバナンスを利かせるのかが重要になってきます。とはいえあまりガバナンスを利かせすぎて冒険しなくなり、イノベーションが起こらないのでは本末転倒ですし、かといって好き勝手にやっていいというわけでもありません。このあたりの舵取りは実に頭の痛いところです。

「やはりそこはレッセフェール。事件も起こるだろうが結局落ち着くところに落ち着く」社会全体としてはそれでいいかもしれませんが、組織が全面に出る日本では、それでは済まされません。そこで今後は個人に権限を持たせる代わりにもっと重い責任を負わせる仕組みにしてはいかがでしょう。組織全体が罪をかぶって総懺悔するのではなく、責任ある立場の個人が糾弾されるこ仕組みです。そうなればガバナンスはうまく機能するのではないかと思います。

たとえば新聞は記者の記名記事を多くして、責任はより多く個人に負担してもらうことです。実際デスクチェックの結果修正された記事の責任は誰がとるのかなど、解決しなければならない問題もありますが、責任の所在があいまいなまま謝罪→決着という従来のけじめのつけ方はできなくなります。あるいは自分の話で恐縮ですが、現在FacebookやTwitterで顔出しして活動していますが、そうすると簡単に無責任な発言をするわけにはいかなくなります。(たまにはしますけど…)ネット上では影響力のある人間ではないので、失言で叩かれるリスクは少ないですが、それでもある程度の自制、コントロールが利いてきます。これをガバナンスにつなげていければ、うまくいきそうな気がするのですがいかがでしょうか。

ビジネス向けプリンタはCPだよね

サイドバーに広告を出しているMX350。これはお買い得ですよ〜

この値段の複合機でADFとファクスがついて、無線LAN対応ってCPが高すぎです。

実は自宅でずっとつかているがこれはなかなかよい。4色だけどL版でチャッチャと写真をプリントするなら十分なクオリティだし、無線LAN対応なので離れたところにあるPCからも簡単にプリントやらスキャンができる。マックだとBonjourがあるからAirMacベースステーションがあれば大丈夫、と早合点してしまう人がいるけど、ベースステーションのUSBポートは1個なのでここをプリンタ占有されてしまうのはいかがなものかと思うわけです。ストレージを接続したほうが付加価値が高いのではなかろうかと。まあいろいろ議論のあるところですが、それはともかく無線LANがあればUSBポートとかに悩む必要がない。

ファクスもそれなりに使える。最近のマックにはファクスモデムがついてないので、個人宅で仕事する(校正とか?)には1つあったほうがいい。家庭用の留守電ファクスもあるけど、あれって結構壊れません?ボタンの反応が悪いなーと思っていたら、いきなり押せなくなったり、メモリ登録した番号にかけようと選択ダイヤルを回していたら止まらなくなったり、到底ビジネス仕様になってないのかも?と思わせる部分が見られます。電話だけなら安いから買い換えちゃえばいいけど、留守電ファックスだとそれなりにするので簡単に買い換えられない。それなら故障しやすい電話部分は別に考えたほうがいいんじゃないかな。それにファクス用とプリンタ用別々にインクを用意するのも面倒といえば面倒だし。

そういえばアマゾンのレビューでインクの消耗が早くてがコスト高という記述がありますが、確かにCMYK独立インクタンクじゃないので、ひとつなくなっても全部交換することなります。でも独立インクタンクを使っていてわかったことは、概ね同じ時期になると各色交換するようになってくることです。結局アマゾンでまとめて買えば安い上送料無料になるので全部まとめて購入することに。気にするほどじゃないように思いますが。またこのMX350は、インクタンクとプリンタヘッドの一体型。つまりインクを交換するごとにプリンタヘッドも新しくなってきます。あの長持ちなHPプリンタと一緒ですね〜。インクジェットなんて2〜3年もするとヘッドが痛んでお払い箱になりますが、これなら余裕で5年以上使えそうです。価格.comのレビューでブラザーのほうがお得とか言っている人もいましたが、そもそもPC-FAX目的で買う時点で複合機の選択を誤っているし(そんなもんメールでやり取りしろよ〜FAXなんて電報並の特殊用途向きだろ〜)、ブラザーの「あのスキャン品質と印字品質でよいなら」という注釈付きであることをここに明記したいと思います。

(追記)

ヘッド一体型のインクは高いということで、互換インクカートリッジ(さすがにBC-310はないか)、詰替えインクなど買う人がいますが、個人的にはあまりおすすめしません。その理由は互換インクの検証結果をよくご覧になって下さい。印刷クオリティを気にするならやはり純正品が安心です。わざわざプリントするのはフォーマルな目的が多いはず。ならキレイにプリントしないとマズイでしょう。

そんなこんなでMX350を強くおすすめしておきます!