日本代表監督がイタリア人のザッケローニ氏に決まった。マスコミは一斉に3-4-3とか、イタリアらしからぬ攻撃的な監督とか、サイド攻撃を重視するとか、いろいろなことを言っているようですが、マスコミに踊らされるのはもうやめましょう。
ワールドカップの試合を見て分かるとおり、日本代表の課題が守備であったことは明白です。それもセンターバック。
優勝したスペインは全体的に小柄なチームですが、それでもセンターバックのピケは192センチあり、若くスピードもあって足元の技術も確かでした。ひるがえって日本のCBを見てみるとかなり見劣りがします。
間合いの取り方、潰しに行くタイミング、取った後キープ力や前線へのフィード。ワールドカップ後行われているJリーグの試合を見て、日本のDFは下手だなあと思ってしまいます。こういうDFを相手にしているから良いFWが育たないのかも知れません。
ザッケローニ氏が「バランスのあるチームを作る」と言っていることに納得しました。守りがしっかりしてこそ、前線に出て行けるわけですし、ボールポゼッションも高くできる(もしもそういうサッカーをするのなら)わけです。ぜひバランスのよいチームを作ってもらいたいと願っています。
※ザッケローニ監督率いる日本代表は、2014年W杯ブラジル大会において1分け2敗の成績でグループリーグ敗退となりました。